感想喫茶店

ゲームレビュー

euphoria

総合得点 77点
 
①グラフィック 15点

はましま薫夫先生がグロ・スカ描写の非情な表現を魅力的に創出している。
ただ、評判よりはライトに抑えていると感じた。
背景はストーリーが特質的なため、極めてシンプルな舞台を上手く描けていると思う。

 
②シナリオ 18点
ストーリーはミスリードのオンパレードで考察を重ねつつ読み入ってしまう。
正直、次の展開が気になりエロシーンを早めに飛ばしてしまうレベルで話の作り方が上手い。
話のくどさもなく、テンポの良さにライター陣の筆力の高さを感じる。

エログロがあるからこそ書ける面白いストーリー、こういうのがあるからエロゲはやめられない。

 
③システム 19点
ADVとしてほぼ全て必要な設定変化が備えられており、全くストレスがない。
雰囲気を壊す演出もなくプレイに没頭できる。
 
サウンド 15点

突出しているサウンドはないものの、世界観を壊すような曲もなく、作品に集中できる。及第点といったところ。

 
⑤エロ 10点

グロとスカは抜けない……。

抜きゲーなのか読みゲーなのかよくわからないが、話の展開的にエロは必要な作品なので、点数が付け辛い。

ただ、凌辱エロシーンの極限的な状況でヒロインのボキャブラリ溢れるセリフはギャグに思えてしまう。まあ、ここは人の好みによるが。

 
 
総評

エロを意識してしまうと、どうして総合点が低くなってしまうが、読みゲーとしてのストーリー展開は見事と言える。
ヒロインを徹底的に痛めつける描写に私の股間が反応すれば超名作と呼べたと思う。

ただ、面白い作品なのは間違いないので、是非グロ・スカに耐性があればオススメしたい作品だ。